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2005年06月02日

●シン・アスカ

 新シリーズの主人公なのだが、どうもわかりにくいキャラだと思っていた。彼のオーブを恨む気持ちに感情移入しづらかったのだ。オーブという国が「他国に侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに関与しない」という理念を掲げるがゆえに地球連邦からの攻撃を受け、その戦乱の中で家族たちが殺されることになった。オーブは彼の家族たちを守ることができなかった。だから国を恨むということなんだろうが・・
 国を焼かれてまでオーブの理念を貫いた(?)ものたちが、敵国の有志の共感を集め、人類を滅ぼすまでエスカレートしつつあった戦争を休戦に導いた、前作の爽快感を引きずっているからだろう。シンの恨みというものが、個人的な狭いものに見えてしまったのだ。
 
 先回、愛する人、ステラを看取るという、過酷な体験をシンは再び味わうことになってしまった。わたしもあの絶叫のラストを見た後、落ち込んでもう立ち上がれないような気分になった。夕飯、食べたら元気になったがw まぁ これで、彼女を殺害した当事者であり、前作の主人公であり、オーブの理念をもつキラ・ヤマトという人に、彼の恨みの焦点は、明確に定まったわけだ。
 
 傍から見れば、暴走し大量殺人を続けた彼女を撃ったキラの行為は正しく、それより彼女を戦争に駆り出したネオとその指導者が責められるべき。さらには悲劇を生み続ける戦争という状況自体を変えようという視点をもったらどうかとも思うのだが、とてもそんなにスラッといかないのだろう。恨みや憎しみほど強く人を縛る感情はないのだろう。
 
 怨恨を体現化したシン・アスカと、戦争の愚かさに対する嘆きから立ち上がるキラ・ヤマト。
 二人の対決の結末に注目 だな。

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