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2007年09月30日

●10月の予定

1日 安田理深「真仏土巻聴記」読書会 野々市 常讃寺

2日 善教寺報恩講 法話
   ハンセン病問題ふるさとネットワーク富山 会議

10日 富山藩合寺令公開講座実行委員会 講師 栗三直隆氏

13日 玉永寺子ども会

16日 安田理深「真仏土巻聴記」読書会 野々市 常讃寺(今月は二回)

18日 組同朋会 テキスト 阿弥陀経

20・21日 玉永寺報恩講 講師 埴山法雄氏

24日 立剋寺報恩講 法話

31日 ネットワーク記者会見

そして ほぼ毎日 寺院と門徒さんの報恩講

2007年09月29日

●提言 (二稿)

「人と人との交わりのなかから人間の尊厳性が輝く」
(東本願寺 同和学習テキスト「仏の名のもとに」より)

 故Gさんの後を受けて「ハンセン病に関する懇談会委員」を引き継ぎ、2年になります。様々な回復者の方々との出会いがありました。それまでは講演を聞く不特定多数の一人であったのですが、直接語り合うご縁をいただいたのは、実に不思議なことでした。
 まったく知らなかった視点から、わたし自身が学んできた真宗の教えを見直させられることが、何度もありました。
 隔離政策の下、感謝して心静かに過ごすことが「お国のため」であるという慰安教化が療養所のなかで行われてきました。そうした教えのおかげで厳しい環境を生きることができたとおっしゃる方もいます。しかし、人間らしく生きることを剥奪する暴力(強制隔離、強制労働、強制堕胎)に対して抵抗することを阻み、多くの人々に悲劇をもたらし、血の涙を流させることになりました。現在も、「私さえ黙っていれば家族には迷惑はかからない」と療養所の中で生涯を終え、園内の納骨堂に入る方が何人もいらっしゃいます。故郷との絆を断ち切った隔離政策を、率先して支えた慰安教化がもたらした責任は、重大です。
 それに対して、差別と偏見の只中から名告りを上げ、人間はだれもが生まれながらに尊いという信念の下に国に対する裁判を勝ち抜いた回復者の姿には圧倒されます。親鸞聖人が法難、流罪の只中で出遇われた浄土真宗は、同じように、抑圧された人々を勇気づけてくれる教えではなかったのでしょうか。富山藩合寺令による廃仏毀釈に抵抗した人々、米騒動に立ち上がった水橋、滑川、魚津の人々。郷土の真宗門徒たちのことが思われます。
 ハンセン病問題に学ぶことは、私の信心を鏡に写すようなことだと思います。そして人間の絆を回復しようとする運動のなかで、私自身も様々な人々と交流し、つながりの大切さを実感し、そこからお互いの「いのち」の尊厳性に触れられるような気がしています。

 差異 つながり そして、いのち  ―孤独の闇から開かれた世界へー

ハンセン病問題に関するイベント紹介

3月4日~6日
「真宗大谷派第7回ハンセン病問題全国交流集会」
会場 高山別院 高山グリーンホテル
観光地高山での温かい交流会として計画されています。300人規模の参加者を目指しています。

4月18日
「ハンセン病に学ぶつどい」
会場 富山東別院
講師 金泰九さん(岡山県長島愛生園在住)
講演とパネルディスカッションにより、富山での里帰りの現状や療養所将来構想問題などについて学びます。富山出身の回復者にも参加を呼びかけています。

5月10~11日
第4回ハンセン病市民学会
会場 東京都多摩全生園
学生、教育者、ジャーナリスト、研究者、宗教者など、さまざまな市民が集まる全国大会です。延べ1000人規模の参加があります。首都圏市民の会のS氏(Z住職)が中心となり、開催に向けて尽力しています。

6月
ハンセン病訴訟勝訴7周年記念シンポジウム
会場 富山市民プラザ
富山の本願寺派、大谷派、医療関係者らによる、恒例のシンポジウムです。

2007年09月27日

●玉永寺同朋の会

今回も新しい方がおみえになり 11人の参加がありました

テキストは正信偈 天親章の後半

「遊煩悩林現神通」を中心にお話しました

報恩講 そして冬季に入るので 会はお休みです 申し訳ありません

来年3月から 毎月第4土曜日 午後2時開始という形で

再開することを打ち合わせました

来年の旅行の計画で盛り上がりました

文字通り「遊煩悩林現神通」です(笑

長い休みですが 今後が楽しみになりました

●「しんらんさまはなつかしい」フルコーラス

2007年9月26日 和光堂にてフルコーラスです

http://www.gyokueiji.net/07-09-26_08-40-10.mp3

●多摩全生園へいってきました

25・26日と行ってきました

学んだこと 考えたこと 伝えたいこと多い 二日間だったのですが

仕事が混んでいるもので とりあえず写真だけ 貼っておきます

和光堂です 

wakoudou.jpg

三回目の訪問ですが これまではいずれも春だったので 趣が違いました

こんもりとした感じ 「しんらんさまはなつかしい」をフルコーラス 録音してきました

森元美代治さんにハンセン病資料館と園内を案内していただきました

morimoto.jpg

真宗報恩会、首都圏市民の会の方々には 大変お世話になりました

ありがとうございました もうすこし詳細な報告を いずれUPいたします

2007年09月23日

●「母と子 悲しみの淵から」

5月に放映された NHKスペシャル にっぽん家族の肖像 第一集

長い間 PSXに録ったままにしてあったものを 今頃になって みました

http://www.nhk.or.jp/kazoku/01.html

頭をガーンと殴られたような気がしました

標本にされていた胎児の慰霊祭が 今年の春 各ハンセン病療養所で執り行われたという

情報は知っていました 知識はありました

しかし ただ 知っていただけであって

そこで どのような涙が流されたのか

どんなことが起こっていたのか

やはり私は まったくなにも 知らなかった

分かっていなかったということでありました

母娘、兄妹の対面の場面 涙が出ました

2007年09月21日

●華の会

13組 若坊守学習会 テキストは勤行本和讃 今回は善導章

たまわりたる信 他力回向の信 金剛心 三信 といった展開でお話しました

自力回向は間違っているのか?

動物は往生できないのか?

悲しむ人にどのように声をかければいいのか?

笑って答えられないような質問が出ました

力の限り 応えてきました

2007年09月20日

●解放協議会定例学習会

午前 水橋方面 月参りと報恩講

法務局で法人規則変更手続き

午後 水橋方面 報恩講の後 上記の会に遅刻して参加

初回 テキストは部落差別問題学習テキスト「仏の名のもとに」

わきあいあいとした雰囲気で なかなか おもしろい学習会になりそうです

出版部から廃仏毀釈研究について 通信員に取材させるとの電話連絡あり

あと 25日・26日と「ハンセン病問題ふるさとネットワーク富山」のメンバーで

多摩全生園を訪れるのですが

交流してくださる真宗報恩会と「首都圏市民の会」からの参加者名簿を メールでいただきました

いろんな意味で すごいです このメンバーは・・・

2007年09月19日

●同朋会葉書

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●組同朋の会

テキストは「おつとめの本」 阿弥陀経

六方段について 諸仏称賛 善知識とはなにかについて話す

「一心不乱」とはどういうことなのか そうなれるのかという質問がでる

三願転入 隠顕の義という言葉が喉まで出るが

それを言ってしまうと どうせ一心不乱にはなれない ということになりそうで

もどかしく 曖昧模糊と いろいろ言葉を重ねてみる

そこで「浄土とはどこにあるのか」という質問がでて 座談が盛り上がる

三願転入 隠顕の義というのは きわめて実践的な課題だったんだなと実感する

次回は 阿弥陀経で釈尊はなぜ一心不乱、実体的浄土を説いたのか

聖人はそれをどのように読み解かれたのか

正面からお話できそう だ

2007年09月18日

●玉城さん講演会(北日本新聞)

手前の坊主頭が私です

2007年09月16日

●玉城しげさんのお話を聴く会

あおさんのブログ

このイベントの時期は 報恩講で動けません

まことに申し訳ありません

2007年09月14日

●安居・学習会

今日は午前 大沢野まで月参り

宗教法人改正手続きに法務局へ二回通って

午後から安富信哉さんの安居に出席

夜はサンフォルテで学習会 玉城シゲさんの講演録を読み合わせて

出ずっぱりの一日でした

2007年09月12日

●13組坊守会

昨日 お話してきました

廃仏毀釈 大経の三心 欲生心=回向心 信に死して願に生きよ

「しんらんさまはなつかしい」

宗祖伝とは偉人伝ではなく一人の人間が救われていく物語

そんなふうに展開しました

2007年09月11日

●「富山の別院は抵抗のモニュメント」

本日付富山新聞15面

2007年09月10日

●コムスン ショック 揺れる介護現場

月参りに回っていて

政府からの補助金が厳しくなり

おばあちゃんが喜んでたデイサービスの回数を

減らされたという話を聞いたばかりだった

NHKスペシャルを見て

おとしよりを助けたいという善意が

ないがしろにされ 翻弄されている現状を 知る

●玉永寺通信 第31号

印刷、梱包が終わりました

御門徒のみなさまには 随時 発送いたします

個人情報などに配慮したWEB版を下記のアドレスに公開します

どうぞ ご覧ください

http://www.gyokueiji.net/web0709.pdf

2007年09月08日

●村上絢子 「ハンセン病問題」は終わらない

朝日新聞社「論座」10月号掲載 拝読させていただきました

今年4月 ハンセン病資料館を学芸員の案内のもとに見学して
「高松宮記念舘」のプレートは気になったものの
展示内容にあまり問題点を見出せなかった
そこからして 自分には欠けているところがあるんだと
そして「胎児標本」問題についての考え方が
他の人とはどこかちがうということ

まだまだその人の苦しみに出会っていないのだと
読ませていただいて感じました 

●子ども会

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12月の集いの打ち合わせの後

ネタが尽きてしまったのでプロジェクターによるビデオ鑑賞

仏典童話「いのちは誰のものか」

2年生には難しかったのか 私のやり方がまずいのか

いつものように 元気よすぎの子どもたちでした

2007年09月07日

●「ハンセン病に学ぶつどい」

昨日実行委員会が開かれ、以下のように企画の大枠が決定しました。

名称 「ハンセン病に学ぶつどい」

期日 2008年4月18日(金)

主催 「ハンセン病に学ぶつどい」実行委員会
    大谷派ハンセン病問題に関する懇談会

後援 真宗大谷派富山教区解放運動協議会
    ハンセン病問題ふるさとネットワーク富山

会場 東別院本堂

講師 金泰九(キム・テグ)氏 
   2002年6月、富山での勝訴一周年記念シンポジウムにパネリストとして出席
  「私がもし(療養所を)出るんだったら、多くの人の連帯の中で生きたい」

1926年 10月  韓国慶尚南道陜川で生まれる。
1938年 1月  小学校を終え日本定住の父の下に来日。
1944年 3月  旧日本陸軍兵器学校入校。
1945年 9月  兵器学校卒業直前に日本敗戦により復員。
1947年 4月  大阪市立商科大学(現大阪市大)に入学
1949年 3月  ハンセン病告知により大学中退。
1952年 1月  強制収容により長島愛生園に入所される。
1999年 6月 「らい予防法違憲國賠訴訟」原告に加わる。

私の一言

 日本に来て69年、其の内55年間を国立療養所長島愛生園で暮らして来ましたし、いまも暮らしています。不運にも、夢多き青春時代にハンセン病になり無惨にも半世紀を越える間、隔離された療養生活を余儀なくされました。プロミンという特効薬が出現(日本では1947年)し、ハンセン病も完治する時代になりましたが日本に於けるハンセン病政策は、隔離法に基づくものでしかありませんでした。でも漸く、国は法の不当性に気付いてか1996年3月らい予防法は廃止されました。
 でも、そのとき私は70歳、社会復帰するには歳をとり過ぎていました。もっと早く法の廃止があったならその後の私の生き方は今とは違ったものであったろうと思います。
 法廃止の提案説明に先立って、ときの厚生大臣であった菅直人さんが国会で「予防法が存在していたために患者さん、そして家族のみなさんに多大なるご迷惑をおかけして申し訳ない」というような陳謝はしましたが、予防法の誤りに対する陳謝の言葉はありませんでした。もし、あのとき大臣が予防法の誤りを認め謝罪がなされていたなら、その後の「らい予防法違憲國賠訴訟」は起こらなかったのではなかったか、と私は思います。
 法廃止2年後の1998年7月熊本、鹿児島在のハンセン病元患者13名が熊本地裁に、予防法は憲法に違反したものだとして提訴しました。そして全国の在園療友の中からも原告が続出し私も1999年6月に原告に加わりました。忘れもしませんが2001年5月11日熊本地裁に於いて原告全面勝訴の判決が下されました。それからご存知の通り国は控訴を断念しましたので熊本地裁の一審判決は確定しました。そして、国は予防法の誤りを認め患者に謝罪しました。この事によって予防法により失われていた私たちの名誉回復、尊厳回復が幾分なされ得たと私は思います。また、ハンセン病になったために、そして長く囲われた生活のために持つ自己嫌悪や劣等意識から漸く私は解放されました。どんな状況の中にあっても自らを解放して生きられる社会こそ良い社会だと思います。


内容
・富山での里帰りの現状
・ハンセン病基本法と療養所将来構想問題
・ソロクト、台湾など旧植民地の補償問題

日程

  午後2時    開会
     2時15分 講演
     3時30分 パネルディスカッション・フリートーク
     5時    閉会

会費 500円

○富山出身のMさんとの交渉は12月末まで 音声だけの参加などの方法も探る
 不参加の場合は、音声、文章でのメッセージを求める
○Mさん参加の場合、歳入不足になるため解放運動協議会員からカンパを募る
○パネルディスカッションにはハンセン懇委員から一名参加
○プロジェクターの活用も考える

2007年09月06日

●通信作成・ネットワーク会議

昨日は寺報「玉永寺通信」作成に取り組み だいぶできあがりました

巻頭言を書きました こういう文章はひさしぶりに書いたので載せちゃいましょう

安養の浄土

 暑い夏が終わりましたが、みなさまお疲れは出ていませんでしょうか。
 夏休みのあいだ、毎朝、境内ではラジオ体操の音楽と子どもたちの掛け声が響いていました。
 インターネットのブログにこうした写真を載せますと「懐かしい」という言葉が返ってきます。故郷を思わせる情景なのでしょうね。
 ますます荒んでいくような社会世相や日常生活のなかで、本当に楽になれる、安らげる場所を見出すことは難しくなりました。
 しかし、子どもの頃の美しい記憶が思いだせるならば、そして故郷がいまも多くの子どもたちを育てていてくれるならば、がんばって生きていけるような気がしています。
 わたしは、それが「浄土」なのだと考えています。

夜は「ハンセン病問題ふるさとネットワーク富山」の会合

多磨全生園訪問 玉城しげさん講演会 ハンセン病基本法署名運動 新・あつい壁上映会

たくさんのイベントについて 協議しました

これから忙しい時期で あまり手伝えないなと思うと 話に力が入らなかった

2007年09月04日

●子ども会葉書

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2007年09月03日

●公開講座実行委員会

太田浩史さんを迎えての富山藩合寺事件研究

徐々に 徐々に 形になりつつあります

松本白華「防忘漫録」が手に入ったのでめくりましたが

全部、合寺事件の記録であることに驚きました

やはり白華にとって この事件は重大だったんですね

このなかに 富山におくられてきた浦上キリシタンたちの記録があることが気になります

経過が複雑なので省略して書きますが

白華は報告陳情書のなかに

富山におくられていた浦上キリシタン代表者の抗議文を引用しています

迫害されてきたキリシタンたちは 廃仏毀釈にあっていた僧侶たちに

みずからの境遇を重ねて見たと 言えるのでしょうか?

次回は本願寺派の栗三直隆さんをお迎えすることになりました