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2009年04月20日

●第32回北陸連区差別問題研修会募集要項

<テーマ> 戦争と性 ― 性差別の歴史は深い

“人間性回復”が叫ばれて久しい。しかし、今なおその課題を深め広げることは、至難であると言ってもいい。
今回の差別問題研修会では、その“人間性回復”の糸口として、関係存在としての女性と男性が、どのような意識のもとで、どのような関係の歴史をつくってきたのか。そして、そこに国家が介入することによってどうなってきたのか。本当に出あえる関係が課題となっていたのか。そのことを確かめることを通して、他でもない私自身が解放されることを願うチャンスとしたい。
それは、これまでの女性の意識・歴史、男性の意識・歴史が問われることとなります。そんな中で、男性社会にあって、女性の歴史は埋もれて見え難いが、しかし“有事”の時に、初めて女性の顔が見えてきます。ここ富山では、「女子勤労挺身隊」の名のもとで行われた強制連行・強制労働を検証する裁判が継続中です。そこには、戦争によって人間としての尊厳を奪われた女性たちの歴史があります。その根っこにある「戦争と性」という問題をテーマにしました。
園田久子氏は、女と男の関係史を探り、人間としての両性の回復を願っておられる方です。戦争という国家の“有事”に、それまでの関係が最も顕著に表れることを、女性史を通して教えていただきます。
もう一人の宋連玉氏は、朝鮮近現代史をジェンダーを軸に研究してきた方で、戦争と慰安婦の問題を20世紀の朝鮮半島を中心に語っていただきます。
人間にとって“性”とは何か。人間性回復という時の“性”の根源を、被害・加害としてではなく、両性の問題として考えてみたい。

期  日:2009年 5月14日(木)~15日(金)
会  場:呉羽ハイツ  〒930-0142 富山県富山市吉作4103-1 ℡076-436-0191

講  師:〈講義Ⅰ〉園田久子 氏(福岡県人権研究所理事。修練講師)

かつて、私たちは大正期終わりからの昭和恐慌、世界恐慌を経て、1931年(満州事変)からの15年戦争を経験している。その間、優生思想の蔓延や“人的資源”確保のための人口政策確立など、「性(セクシュアリティ)」は次々にしばり尽くされ、女たちは「出産兵士」とされていく。
戦場での“慰安”の問題はもちろん、上陸してきた連合軍兵士のための“慰安所”設置、引き揚げてきた女たちの強制妊娠と堕胎の事実など、戦争に翻弄され続けてきた「性」。
このような「戦争と性」の問題をとおして、人間にとって性とは何か。女たちの、そして男たちの解放とは何か。そんな視座で、問題提起できたらと思います。

〈講義Ⅱ〉宋 連玉 氏(Song Younok。青山学院大学教授 朝鮮近現代史)

かつて日本軍慰安婦にされ、その後、戦地であった中国に置き去りにされた金順玉さん、河床淑さんとの出会い、従軍看護婦として歴史の証言をなさっている中里チエさん、上田政子さんとの出会いは、私にとって戦争と慰安婦の問題を双方向から考える契機となりました。戦争と慰安婦の問題を考えるにあたって、日本と朝鮮の近代史はおおくの疑問を解く鍵を隠し持っています。それらを解き明かしながら、今日日本で生きる私たちにとって、慰安婦問題がどのような重要な意味をもっているのかを共に考える時間を持ちたいと思います。

参加費:
* 全日程   11,000円(当日のキャンセルは、全額いただきます。)
* 講義・夕食  5,000円(当日のキャンセルは、全額いただきます。)
* 講義のみ   3,000円

真宗大谷派富山教区解放運動推進協議会

詳しい日程等は真宗大谷派各教務所、または私にまでお問い合わせください。

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