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2009年06月17日

●富山解放連「記念講演会」

黒川みどりさんの講演を聴講してきました
内容は近代から現代にいたる部落差別に関する定説を捉え直すというものでした
冒頭の 部落差別を人種差別主義との関連で考える部分を下にノート整理しました
部落差別とはなんなのか 根拠のない「純粋差別」とか 居住地域への差別とか
様々な説を聞いてきましたが 日本近代国家の形成とともに「作られた差別」ということでしょうか
これなら分かるような気がしています 文責は流星にあり
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日本の近代は封建的なものを引きずりながらという特殊性があった
部落問題も特殊性のゆえに 封建の残存物をひきずってきたと言われてきた 
しかし日本的特殊性 封建時代の残存物であるだけでは説明できない
解放令から時間がたち 変化を遂げてきた
そのなかで 被差別部落だけが残滓として残ってきたという説明でよいのか
なぜ 今日に至るまで存続し続けてきたのかを 近代社会の中で問う

被差別部落民は人種が違うわけではない しかしそのように差別されてきた
江戸時代に被差別部落の起源は朝鮮人だという説があったが一部の識者にとどまっていた
民族起源説が広くひろまるのは近代以後 明治10から20年代

その頃に人類学が成立した
近代国家を成立させるについて 国境 国民意識を形成しつつある時代
日本とは何か 日本人はどこから来たか 人類学者が国境を確定
北はアイヌ民族 南は琉球民族とする人類学が近代的学問として社会に浸透する

さらに被差別部落の起源に目を向ける
江戸時代まであった朝鮮人起源説が 部落改善政策として
人種が違うという認識の下に行われる

1919年 喜田貞吉 民族起源説が誤りであることを明らかにする
よって 公的な場では言われなくなった しかし払拭されずに残る

人種差別主義 差別に生まれながらの印を見出す
差別をする側はそれで自己を安泰に置く 生物学的な違いがあると
そこで結婚が差別の障壁となる 部落差別に法的な処置はないが 婚姻を拒んできた
優越性を維持するために結婚にこだわりを持つ
人種差別主義 他の差別との共通性 普遍性あり 戦後も持ち越される

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